2018年4月10日ドル円相場日足雲沿い継続。遅行スパン位置にも注目。
先日の東京市場は日経平均が先週末比150円超高の水準まで上げ幅
を拡大したことを好感し107.07円を高値に107円近辺で底堅い動き。
その後のロンドン市場でも一旦は中国が米国との貿易摩擦の対抗措置
として人民元切り下げを検討、との報道を受けて106.96円前後まで弱含
む場面あるも、黒田日銀総裁が強力な金融緩和策を継続する、
と述べたことで107.20円までじり高に推移する展開となりました。
しかしその後のNY市場ではダウ平均が引けにかけて46ドル高まで大きく
上げ幅を縮小すると先週末の安値を割り込み106.62円まで下値を広げる
展開となっております。
テクニカルは1h38.2％のサポートから遅行スパン価格の
上昇に沿う形で上昇。再び日足雲ラインがレジスタンスとなり
4h転換線、下降波動ラインに上値を抑えられ下降。
日足雲の下降の周期と遅行スパン価格沿いの周期で
4hS点付近と8h上昇波動ラインまで下降する展開となっております。
1h価格、転換線、基準線、遅行スパンが雲を下抜け、
下降トレンドが形成されておりますが、
雲のねじれ付近からの反転で遅行スパン価格沿いで
上昇気配もあります。
雲ねじれ位置、50%半値戻しラインに注目して、
4h8h基準線を下抜け雲、日足遅行スパン価格
まで下降していくのか、
騰落から上昇、再び雲を中心に上昇となり、日足雲に
向かって上昇していくのか、
マルチタイムレジサポを合わせてその方向についていきます。
先日の展開です。
–東京市場–
午前は米中貿易摩擦激化への懸念を背景とした円買いは
強まっていないものの、先行きに対する警戒感から
107円近辺で上値が重く、106円後半でこう着相場が続く。
後場は日経平均が先週末比150円超高の水準まで上げ幅を拡大
したことを好感し、107.07円を高値に107円近辺で底堅い動き。
ただ、米中貿易戦争の警戒感が上値を圧迫する地合いが続い
ており、107円台では上値の重さが見受けられる。
–ロンドン市場–
中国が米国との貿易摩擦の対抗措置として人民元切り下げを検討、
との報道を受けて106.96円前後まで弱含んだ後、黒田日銀総裁が
強力な金融緩和策を継続する、と述べたことで107.20円まで
じり高に推移する。
–NY市場–
米中貿易戦争への懸念の後退から400ドル超高まで強含んだ
ダウ平均を受けても107円付近で反応が鈍く、引けにかけて
46ドル高まで大きく上げ幅を縮小すると先週末の安値を割り込み
106.62円まで下値を広げる。
そんな中テクニカルは再び日足雲付近がレジスタンスとなり
マルチタイム下降波動に沿う形で下降。
日足雲の下降と、遅行スパン価格沿いの下降の周期で
下降、4h基準線、S点付近がサポートとなる等
しっかりと機能する展開となっております。
—–テクニカル的展開—–
先日の東京市場朝方に38.2％ラインを再び試すも、再びサポート
が機能し、ロンドン市場にかけて上昇波動に沿う形と遅行スパン
価格の上昇に沿う形で上昇してきます。
その後日足雲ラインまで再び上昇するもレジスタンス機能から
NY後半にかけて4h転換線、下降波動ラインに上値を抑えられ
下降する展開となっております。
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